アルファベットに書き順はない?学校で教わったのは何だったのか

・アルファベットに正しい書き順は存在するのか
・どうやって子どもにアルファベットを教えればよいのか
男性 顔01
子どもには小さいうちから英語に慣れさせたいな
女性 顔01
アルファベットも正しい書き方をおぼえさせたいわ

こんな風に考えている親御さんは多いことでしょう。

日本の学校教育でアルファベットの書き方を教わるとき、書き順が示されている教材が使用されています。

でもその教材に書かれている書き順、

実は便宜上示しているだけのもの

だということ、ご存知でしたか?

英語圏の国ではアルファベットの書き順を教えることはなく、

本人の書きやすいように書かせて習得するのだそうです。

本記事では、文部化科学省が推奨する書き順が生まれた背景や

子どもに伝える際に気を付けたいことをまとめていきます。

アルファベットの書き順

冒頭で、欧米ではアルファベットの書き順を教えないと紹介しました。

特別に根拠となる資料は見つけられなかったのですが、

英語圏では、素早く、的確に物事を伝えることが重要視されていて、

字がきれいかどうかは二の次なのだとか。

そのため書き順を正しく身につけるという概念自体が存在しないのです。

≪参考≫イキヌキリョク 外国人とのコミュニケーションのコツ。カナダで働いて気づいた4つのポイントとは?

学校で習う書き順とは

日本の学校ではアルファベットを教わるときに

書き順が示された教材が使われています。

文科省英語ワークシート
 小学校の新たな外国語教育における補助教材 ワークシートより

これは文部科学省のウェブページ上に掲載されている、

小学5~6年生に向けた教材の一部です。

アルファベットの書き順が示されているのが分かると思います。

しかしこの教材をよく見ていくと、

文部科学省ワークシート2
 小学校の新たな外国語教育における補助教材 ワークシートより

あくまでも

アルファベットの文字の書き順は参考に示したもので、決まりはありません。あなたが書きやすいように書きましょう。

ワークシート 9ページより

と、このようになっていて、正解がないことをはっきりと言っています。

2017年に告示された学習指導要領においても

英語教育の「書くこと」については書き順に触れておらず、

大文字,小文字を活字体で書くことができるようにする。また,語順を

意識しながら音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現を書き

写すことができるようにする。

【外国語活動・外国語編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 81ページより

という表現にとどまっているのです。

書き順を示すのは、漢字に慣れた日本人だからこそ

書き順について正しいものが存在しないとしていながらも、

なぜ教材上で書き順を示しているのか。

それはひとえに日本語の文字が書き順を重視したものであるからです。

ひらがな・カタカナ・漢字のいずれも、

正しい書き順で書くことによって字面が整い、他人が読みやすくなります。

逆に言うと間違った書き順で書くことで、字のバランスが崩れ、

読みにくくなってしまうのです。

例を挙げるとすれば、漢字の【必】

書き順どおりの必と書き順を崩した必
中学受験ナビ 運筆の意識づけがカギ!漢字の書き順を覚えるメリットと覚え方より

書き順を崩すと、バランスが悪いのが良くわかります。

【飛】なんかも崩れやすい代表格です。

この書き順も「上から下」「左から右」という基本ルールに沿って決まっているため、

アルファベットの書き方教材もそれに近い形で示されています。

自分の書きやすい順番で書こう

家庭で子どもにアルファベットを教える際に気を付けたいのが、

文部科学省が示したものだからといて、書き順をおぼえさせることをしないようにすることです。

学習指導要領でも習得目標としての「書くこと」は

「聞くこと」「読むこと」「話すこと」の次に挙げられていて、

優先順位としては下の方になっています。

まずは形をしっかりと覚えることから始め、書くことはその後から。

英語に慣れ、親しむことを優先にし、受験勉強のような学習は

避けるようにしましょう。

まとめ

今回は

  • アルファベットの書き順は示されているが、守らないといけないものではない。
  • 書きとり学習はあとからでOK。小さいうちは文字の形をおぼえるところから。

というお話でした。

ひらがなや漢字の書き取りが嫌だった方も多いと思います。

もし子どもが書き順のことだけで英語が嫌いになってしまっては非常にもったいないですので、多少妙な書き方をしていても指摘しないことが大切です。

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