【パタニティブルー】あなたは大丈夫?男性の産後うつ

◎男性にも存在する産後うつ【パタニティブルー】を解説。

◎パタニティブルーにならないためにはどうするべきか。

 
子供が生まれるのは人生における大きなイベント。
誕生をうれしく思う一方で、気分が憂鬱になってしまうことも盛りだくさんです。
 
マタニティブルーという言葉は聞いたことがあると思います。
女性が出産前後にホルモンバランスの変化や睡眠時間などの影響で、
気分の浮き沈みが不安定になるというあれです。
「産後うつ」はそれがもっとひどくなったものといって差し支えないでしょう。
 
それなら父親には関係ないことなのでは?とおもったあなた。
父親も人間です。
もちろんなる可能性、ありますよ!
 
男性 顔 泣
自分はちゃんと父親の役割を果たせるか心配…
男性 顔 不満
パートナーが子供のことばかり。自分を見てくれなくなるような気がして不安だ…
子供を持つことに対して、こんな気持ちをちょっとでも持った男性は、
ぜひこの記事を読みましょう!
2児を育てる父親としての経験を交えて、
男性の産後うつ【パタニティブルー】の解説、そして解消方法を紹介していきます。

パタニティブルーとは

あなたは、これまで
パタニティブルーという言葉を聞いたことがありましたか?
 
この問い、「無い」と回答する方が多いのではないでしょうか。
長い間、世間一般では使われていなかった言葉ですから当然です。
 

近年、「イクメン」などという言葉に代表されるように、

男性の育児に対する取り組み方が非常に注目を浴びるようになってきました。

そんな時代の流れの中で、父親に期待される役割は年々重くなり、

男性の意識も子育てに向けられる割合が高くなっています。

 

しかしそれに比例するように、

子育てに対する重圧と普段の仕事との間でもがき苦しみ、

そして“うつ”に陥る男性が話題になることが多くなりました

このように、育児に対して期待通りの役割ができずに自信を無くし、

ひどく落ち込んでしまう状態【パタニティブルー】と呼びます。

※パタニティ(patanity)=父性

パタニティブルーの症状

パタニティブルーになると、次のような症状が出てきます。

不安、イライラ、無気力など精神的に不安定になる
食欲不振
心当たりがない頭痛や不眠および肩こり
妻や子どもに否定的な感情を抱く

特に最後の「妻や子どもに否定的な感情を抱く」は危険で、

ひどくなると、パートナーへの興味がなくなったり、

子供への教育放棄や虐待、DVなどにつながる恐れがあります。

10人に1人がパタニティブルー経験者

出産前後の期間において

父親がうつ病になる人の割合はおよそ10%ほど※1と言われています。

母親の場合も10~15%※2というデータがありますので、それに匹敵する数字ですね。

※1)父親の産後うつ ~小児保健研究 71巻3号(2012年)~より
※2)妊産婦メンタルヘルスケアマニュアル ~日本産婦人科医会(2018年)より
男性の方の数値は妊娠初期から産後1年までの全期間平均です。
約2年の間に、10人に1人が自分の子供のことでうつになる。
私としては結構な数字だと思いますし、
私自身も1人目の時かなり参っていた時期がありましたので、他人事とは思えません。

まじめすぎる=パタニティブルーになりやすい?

  • 完璧主義者
  • 責任感が強い
  • 頑張り屋

こういった人ほど、パタニティブルーになりやすいです。

パタニティブルーが注目され始めた背景に

社会的に男性の育児参加が注目されてきたことがあります。

しかし今これから子育てに入る世代はの親世代は、

そういった注目のされ方をしていない世代。

つまり、今の世代にはお手本が少ないのです。

そういった中で、

  1. パートナーの助けになろうとして、なんでもかんでも抱え込む。
  2. 手に入れた情報を必死になって実行する。
  3. 育児書の通りにならないことを悩む。

もうキャパオーバーで爆発するのが容易に想像できますよね。

まれに上手にこなす人がいますが、そういった人と自分を比べてはいけません。

パタニティブルーの原因と解決策

パタニティブルーになる原因として

パートナーが産後うつである
結婚生活の満足度や夫婦の関係性が低いこと
自尊心が低いこと
無職であるなど,就労状態が良くないこと
本人にうつを始めとする精神疾患の既往歴があること
父親本人の年齢が低いこと
収入が低いこと
社会的なサポートが少ないこと
立ち会い出産時の達成感や喜びが小さいこと

などが指摘されています。※3

※3)父親の産後うつ ~小児保健研究 71巻3号(2012年)~より

この原因を見て、気づくことが無いでしょうか

そう、これらのほとんどがパートナーが妊娠した時点で

良い方向に変えることが難しい項目ばかりなんですよね。

ですから子どもを作るときはこれらを整えてからにしましょう!

……なんてそんな乱暴な終わり方はしません、安心してください。

後からでも変えられる、その他の原因に注目してみましょう。

生活の変化がいきなり来る!

女性は妊娠によってホルモンバランスの変化などが起こるため、

肉体も精神も、徐々に母親への変化を感じることが可能です。

しかし、父親にはそういったものがありません。

心の準備、などという気休めにもならない準備はできるかもしれませんが、

子供が生まれて「ハイ!今日から父親です」となるわけです。

これまでのように自分の自由な時間が少なくなります。

職場の人と飲みに行く時間も減ります。

友人と会うことも少なるでしょう。

こういった変化が実際に降りかかってくることは、心理的にもかなりの負担です。

また、今までは“夫と妻”であった関係は、子供の出生でガラッと変わります。

子供を守り育てるという目的に向かって動き出すわけですから、

当然パートナーから求められる役割も変わってくるわけです。

これらの変化をストレスと感じてしまうことが、パタニティブルーに繋がります。

初めてだらけで自信喪失

今まで家事をキッチリ分担してやっていたとしても、

その通りにならない場面がどんどん増えます。

不慣れな家事をやることも多くなるでしょう。

家事が得意でない男性の場合は、頑張りすぎて空回り、

ということも起こります。

また思うように動けないパートナーのサポートをしようとして、

いざ子供をあやそうと思ってもやり方が分からない、ということもあるでしょう。

「お風呂ってどうやって入れるの?」

「哺乳瓶って他の食器と洗い方が違うの?」

などといって、逆にパートナーの足を引っ張ってしまうケースもよく耳にします

できないだらけで自信喪失。

パタニティブルーがぐっと近づいてしまいます。

解決策は話し合いと知識の獲得

パタニティブルーを防ぐ一番のに一番役に立つのが、

やはり夫婦間を含めた周りの人たちとの話し合い。

そしてもうひとつ大切なのが、“知ること”です。

子育てはチームプレイ

当たり前ですが、子育てはチームプレイです。

あなたが仕事で頑張っている間に、

パートナーは病院の先生からいろんな知識を得ているはず。

それをしっかり共有しましょう。

つまり話し合い、コミュニケーションを取りましょう、ということ。

その上でお互いができることを把握していく。

最初に決めたことと変わってしまうこともあるでしょう。

そうなったらまた話し合えばいいのです。

役割分担は50:50がベストとは限らない

父親と母親の両方が育児も家事もできるのが、

不測の事態も考えるとベストです。

しかし、得手不得手はどうしてもあります。

父親は家事全般を、母親は赤ちゃんの世話に専念。

こういった形でもお互いが納得していれば全く問題ありません。

母乳以外は全部父親、であったっていいわけです。

職場への根回しも忘れずに

職場への根回しもできるといいですね。

育児休業を取るために、職場の人たちに話をしておく。

理解を得られていれば、単純に育休取得という選択肢が増えます。

収入は少し減りますが、肉体的に負担が減ります。

しかしこれも、ちゃんと話し合いを持ってこそ使えるものです。

知識は手を伸ばせば伸ばすだけ得られる

今はインターネットの時代。

妊娠を知ってから出産までの最大約9か月という期間があって、

何も勉強していませんでした、というのはさすがに問題です。

擁護できません。

知識を得ることで、多少は「わからなくて自信喪失」を防げます。

授かり(できちゃった)婚などで、

突如として出産・育児と向き合うこともあるでしょう。

それなら勉強しましょう!

知識はそこら中にあふれています。

両親教室に行こう

【両親教室】というものをご存知ですか?

昔は母親教室と言っていましたが、自治体が主体となって

出産育児の知識を教えてくれる催しです。

地域の子育て支援センターで開催していますので参加しましょう。

私も参加しましたが、人形を使った沐浴実習などもあったので

教わったことは実際にとても役に立ちました。

※出産の大変さを習って、逆に自信喪失する方もいるようなので注意

育児ブログを見てみよう

世のママさんたちの中には、ご自身の育児体験を発信している方がたくさんいます。

育児あるあるでほっこりするもよし、

信頼できそうな著者からはノウハウを学ぶもよし。

せっかく無料で公開してくれているのですから活用しましょう。

あ、パパブログが良ければ本ブログもどうぞ(笑)

こんな記事書いてます↓

【赤ちゃんの背中スイッチ攻略法】寝かしつけの秘訣は睡眠段階にあった

●絵本の読み聞かせをしよう【効果は抜群!デメリットはほぼ無しです】

●ワンオペ育児の入浴法【0歳と3歳の場合】

まとめ

パタニティブルーについてのお話でした。

パタニティブルーは父親の約10%がなるうつ症状で、育児への知識不足や夫婦間などのコミュニケーション不足、金銭面などさまざまな原因によって起きる。
育児はチームプレイ。パートナーはもちろん周りの人とよくコミュニケーションを取っておこう。
妊娠が確認できたあとの最大約9か月の間に知識を得ておくことで、「知らなくて失敗」「できなくてパートナーに怒られる」を減らし、自信喪失を防ごう。

育児は一人では絶対にできないと考え、

心の準備だけではなく、頭と人間関係の準備をしっかりと行いましょう。

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