プログラミング学習は必要?小中学生と母親の意識調査

先日こんな記事を見つけました。

MMD総研は2020年1月15日、テスティーと共同で実施した「2020年1月 小中学生のプログラミング教育に関する意識調査」の結果を発表した。調査対象は、10歳から15歳のスマートフォンを所有する小中学生の男女435人と、小中学生の子どもを持つ母親501人。同調査によると、「プログラミング教育は必要」と回答した割合は小学生の80.5%、中学生の72.8%で、小中学生の半数以上が「学校以外でプログラミングを学びたい」と回答した。

「家族に教えてほしい」が最多 MMD総研が小中学生のプログラミング教育に関する意識調査    @IT  2020年01月20日 08時00分 公開

 自分がプログラミング学習を始めたきっかけが、義務教育での必修化にありましたので、非常に興味深い内容でした。

ザックリと結果を紹介すると、

  • 小中学生の半数以上、母親の約7割がプログラミング義務教育が始まることを認識
  • 小中学生の7~8割が「プログラミング教育は必要」と認識
  • 小中学生の半数以上が学校以外での習得の場を希望するも、その場として回答が多かった「家族から」に対し母親は「自身がない」
  • 子どもが興味を持ったきっかけはゲーム制作への興味が多い。

という内容です。

 この調査結果を調査したMMD研究所のWebページからダウンロードしてみたのですが、気になった点がありました。

  1. プログラミンを学んでみたい(学ばせたい)と思っている層が約8割いるのに対し、学校以外で学びたい(学ばせたい)かという設問に対し、したくないという回答も4割前後ある。
  2. (自宅にパソコンがない人で)学習開始にあたり、パソコンが自宅に欲しい子どもが8割以上あるのに対し、購入の意思がある母親は6割以下。中学生の母親では4割以下。

 ぼんやりした感想ですが、受け入れている層とそうでない層がはっきりしているように感じるのと、子どもと親でも認識にずれが生じていますよね。

興味はあるけど…

 学校以外で学びたいと思うかという設問で「家庭で学びたい」という回答が多かったと紹介されていますが、この設問は複数回答だったため、そう思わないと回答した数が4割近くあったことに注目すべきと感じました。

 また子どもの学習意欲に対して、母親が自宅での環境づくりとしてパソコンを用意しようと行う意識が少ないのには、購入のためのコストや他の教科へのしわ寄せを心配する声も影響しているようです。中には電磁波を浴びさせたくないというコメントも…(偏見ですが、こういう人ほど自分でスマホはバンバン使ってたりしません?)

 なんとなく学習する意義があるのはわかるけど、なんで必要なのかとか、コストをかけて学習環境を整える価値があるという風にはまだまだ思われていないという感じがしますね。

文部科学省はより丁寧に説明すべきでは

 この調査では、各回答を選んだ理由までははっきりとわかりませんが、「 プログラミング教育の必修化についてどう思うか 」に対する自由記述をみてみると、なぜプログラミング学習が必要なのか、まだまだ浸透していないようにも感じました。

 プログラミング=パソコンを使ってのものづくり、というとらえ方のみが印象付けられていて、論理的な考え方を身につけるといった部分に着目したコメントは少なかったです。

 その辺り、必修化を進めるのであれば、学習する意味というのを子どもにも親にもしっかり示したうえで授業を進めていかないと、よくある「大人になったら使わないし」なんでいう逃げ道を作られてしまいそうですね。

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