保育園に通うくらいの小さい子供と接していて、意味不明な単語を交えて話された経験はありませんか?
- (ブロックで何かを作って)「これはね、〇〇〇〇を作ったんだよー」と謎単語を発し、説明を求めても意味不明な回答
- ひとり遊び中、見えない誰かと会話をしている。
- 突然「あそこに〇〇〇がいるよー」と何もいないところを指す。
このような感じのことで、小さい子どもあるあるだと思っていただける方も多いのではないでしょうか。
中にはご自身のお子さんがこのような言動を繰り返すことに、不安を感じてしまう親御さんもいらっしゃると聞きます。
でもこれ、何か問題が起きているのではなく、 イマジナリーフレンド というて子どもの想像力が順調に発達している証拠なのだそうです。
イマジナリーフレンドとは
イマジナリーフレンド (imaginary friend )とはその言葉のまま“空想の友達”という意味です。
言ってしまえば頭の中にだけいるトモダチ。架空の存在です。
どういった場合に出る現象か
心理学や精神医学において使われる現状の名前で、子どもの場合20%~30%にみられ、長子(特に女の子)や一人っ子に多く見られるそうです。
長子や一人っ子は、同年代の人間と交流する機会がそうでない子に比べてどうしても少なくなってしまいますので、架空の友達との関わり合いにより、現実世界の人との交流をするためのトレーニングを自然と行っているということみたいですね。
問題のある現象なのか
幼少期は特に問題とせず、欧米ではあって当たり前の現象とされていて、変に大人が対応すべきものではなく、むしろイマジナリーフレンドを持つ子どもは想像力が豊かだと考えるようです。
そして、自立が進んでいくにつれてその架空の友達の存在は徐々に薄れていき、大抵の方が忘れてしまいます。
また、まれに大人でもイマジナリーフレンドを持つ人がいて、本人の生活に支障を及ぼすようなことになっていなければ、治療の対象としてはいけないとされています。
まとめ
学術的なことはわかりませんので、いろんなネット上の記事をまぜこぜにして書いてみました。
- イマジナリーフレンドは空想の友達。幼少期にある自然な現象。
- 大人でもあり得る現象で、過度でない限り、特に子どもに於いては治療の必要があるものではない。
- むしろ想像力が豊かな証拠としてとらえるべき。
以上が子どもが発する謎単語の正体、イマジナリーフレンドでした。
周囲の子どもに同様の現象が見られたら、過度に干渉せず、優しく見守ってあげてくださいね。