子どもがねんざ!ケガへの応急処置は“RICE”で対応

子どもがねんざなどのケガした時、医師に診せる前に行うこと。
 
  • 公園などの屋外で子どもを遊ばせているときにねんざしてしまった!
  • 走っていて遊具にぶつかって打撲してしまった!
 
こんなとき、ケガをした場所が大きく腫れたり、歩けなかったりすると
すぐに救急車を呼びたくなることもあるでしょう。
ですが、救急車も救急隊員も限りがあり、むやみに呼ぶのは避けるべき。
 
じゃあ、まず何をすればいいの?
 
本記事ではこんな疑問に、
学生時代にずっとスポーツをし、たくさんのケガをしてきた私が、
養護教諭の先生や担当医から得た知識をもとに応えます。

まずは状態を確認しよう

最初に、ケガをした人の状態をしっかり確認しましょう。

  • 救急車を呼ばなくてはいけない状態なのか
  • 当てはまらなければ、どの程度の症状なのか

こういったこと冷静に確認することが適切な対応につながります。

救急車を呼ぶべきか

救急車を呼ぶべきかどうかの判断ですが、

突然のことにおどろき、素人にはその判断が難しいものです。

そんな時のために

アプリアイコンQ助

全国版救急受診アプリ「Q助(きゅーすけ)

を普段使うスマートフォンに登録しておくと便利です。

iOS版とAndroid版があります。

Q助判断区分
Q助判断区分

いくつかの質問に答えることで、緊急度の度合いを教えてくれます。

実際に私も使った経験があるのですが、

子どもの場合は結構【赤】判定がでます。

応急処置を行う

次に救急車が来るまでに、また医療機関にかかる前にやることです。

当たり前ですが、正しい応急処置を行うことで、

症状が軽く抑えられたり、治りが早くなったりします。

今回は子どもに多い、軽い外傷と打撲・ねんざなどの対応を紹介します。

外傷への対応

すり傷、切り傷などがある場合は以下の対応をしましょう。

症状対応方法
すり傷患部を流水で洗い流し、乾燥させない絆創膏があれば利用する
切り傷患部を直接ガーゼで抑えて圧迫し、止血する
刺し傷小さいものは取り除き、傷口を洗いなおしてガーゼなどを当てる。
大きいものは無理に取り除かず、医師に診せる。

出血がひどい場合は患部を心臓より高い位置に挙げることで、

緩和されることがあります。

RICE療法

打撲なねんざの場合はRICE療法というものが有効になります。

Rest、Ice、Compression、Elevationの頭文字をとった名称です。
※無理に患部を曲げようとするのは、状態を悪化させることがあります。
※見た目ではわからなくても、骨折している可能性があるため注意しましょう。

・Rest (レスト)=安静

ケガをした場所を動かさないように横になるなど、

楽な体制を取ることで、血管や神経の損傷を抑える目的で行います。

・Ice (アイス)=冷やす

細胞が壊死してしまうことや、はれがひどくなることを防ぎます。

氷を袋に入れて15分から20分の間、患部に当てておきます。

感覚がなくなってきたらいったん外し、痛みが出たら再開します。

医師に診せない場合も、1~3日ほど続けましょう。

保冷剤などでも代用することが可能ですが、

冷却スプレーなどは表面しか冷やせません。

・Compression (コンプレッション)=圧迫

内出血や、はれの広がりを防ぐ目的があります。

あれば包帯やスポンジタイプのテーピング、

なければタオルなどをひもで縛る形でも代用できます。

患部よりやや広い範囲を覆い、包み込むように、

また締め付け過ぎないように行います。

・Elevation (エレベーション)=挙上する

患部を高く上げるということです。

重力の影響で血圧も心臓より低い位置の方が高くなり、

はれなどもひどくなりやすいです。

足首のねんざであれば、横たわって足を椅子の上に上げる

などの方法で行うとやりやすいです。

まとめ

今回は子どもがケガをした際に、まず行いたいことを紹介しました。

  • 救急車を呼ぶべきか確認
  • 外傷があるならば止血などを行う
  • RICE療法で症状の悪化を防ぐ

しかしこれらはあくまでも応急処置です。

子どもは大人と違って、症状をうまく言葉にできないことが多いです。

意地を張ってガマンすることもあるでしょう。

小さい子だとじっとしているのが苦手で、患部を動かしたり、

好奇心から触ってしまったりすることもあります。

自宅で完治できるのはごく軽度なすり傷、打撲程度と考え、

応急処置の後しっかりと医師の診断を受けることが大切です。

≪参考≫

政府広報オンライン もしものときの救急車の利用法

公益社団法人 日本整形外科学会ウェブページ

最新情報をチェックしよう!